サマータイムマシンブルース Summer Timemachine Blues

2005年 日本映画 2ツ星 タイムトラベル 学校 密室

馬鹿が馬鹿なことをやっても、おもしろくない

話の構成はよくできてる。細かな演出も行き届いている。
しかし奔走する大学生どもに魅力がなさすぎる。むしろ馬鹿すぎて、腹が立つくらいだ。タイムパラドックスの説明(すべてが消える?)も漠然としていて、物語の緊張感を削いでいる。

真剣にやっても真剣に見えない大学生たち。そんな中、主人公はやたらと熱心だが、根拠が弱い。先生の言葉だけでなく、彼女の誤解を解くためといった動機がほしかった。

大学時代に似たようなサークル活動を経験した人なら、"なつかしさ"を感じるかもしれないが、少なくとも私は共感できなかった。
舞台が小学校なら、ほほえましく鑑賞できたと思う。

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