ちゃんと伝える Be Sure To Share

2009年 日本映画 3ツ星 夭折 家族

「ちゃんと伝える」から「ちゃんと伝えてもらう」へ

タイトルまで18分。病状がわかるまで40分。自分ならどうするか、あれこれ考えていたけど、気が遠くなった。そのくせドラマ要素は少ない。同じシーンの繰り返しも好ましくない。

これなら主人公の闘病を描いてほしかった。たとえば奥さんが同じくがんだったら、ちゃんと伝えてもらえるだろうか? ちゃんと伝えなかった主人公は、ちゃんと伝えてもらえない可能性に気づくはず。

あと、どんな理由があっても、死体で遊ぶのはよくない。死後硬直がなく、血色がいいのも興ざめ。死をリアルに描かずして、本作は成り立たないと思う。

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