ぼくらの七日間戦争 Seven Days War

1988年 日本映画 2ツ星 テロ 主人公は子ども 学校 恋愛 犯罪

保護された反抗

 2011年に鑑賞。宮沢りえが目立つこと目立つこと。白いランニング姿から目を離せない。たまらない。TM NETWORKの歌もかっこいい。
 だが、それだけ。ストーリーは破綻している。

 脈絡なく戦車が出てくるのはいいけど、戦争の目的がわからない。なにと戦って、なにを得ようとしていたのか? 戦争に詳しいオブザーバーがいれば、マスコミを味方につけたり、わかりやすい要求を突きつけるなど、展開は大きく変わっていただろうか?
 そんな映画を作れば、マネする子どもが出かねない。だから子どもっぽく、ありえない演出に終始して、お咎めナシのハッピーエンドにしたのだろう。くっだらないと言えば、くっだらない映画だ。

 校則や教師は不完全でも、学校教育という「システム」は完全だった。絶対的強者に立ち向かう者はヒーローたり得た。しかし今やシステムは崩壊した。先生は無害になり、生徒も保護されている。
 そんな中でいちいち反抗する者は単なる馬鹿だ。こんな状況で「戦争」など起こりっこない。そう思うと、なんだか虚しい気もする。

ぼくらの七日間戦争