るろうに剣心 伝説の最期編 RUROUNI KENSHIN The Legend Ends

2014年 日本映画 2ツ星 チャンバラ 時代劇

ある程度の覚悟はあったが...

比較的原作に忠実だった前編「京都大火編」と異なり、後半「伝説の最期編」はオリジナル展開が目立つ。しかし改悪ばかり。どこがどう駄目か、書き出すとキリないが、新政府・伊藤博文を小物にしたのは泣ける。原作の民衆にあった幕末志士への敬意もない。駄目な政府に駄目な民衆。これが新時代か。

もっと泣けたのは、志々雄真。煉獄の使い方も、交渉も、剣心への態度も、支離滅裂で軽い。原作の志々雄真は悪役ながら信念があって、魅力があった。本作には「らしさ」も「かっこよさ」もない。ただの狂犬じゃ。

しかしチャンバラはかっこよかった。

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