キングコング: 髑髏島の巨神 Kong: Skull Island

2017年 外国映画 4ツ星 SF 怪獣

圧倒的なパワーの解放!

『GODZILLA ゴジラ』に続く「モンスター・ヴァース」の2作目らしいが、単発映画と思って視聴しちゃった。
怪物、怪獣がいる世界観。そりゃあ・・・ワクワクするぜ。

見せたい

まず驚くのは映像の迫力。コングがヘリコプターを掴んで投げるシーンは快哉をあげた。ここまで痛快な暴力は、ちょっとお目にかかれない。CG技術もすごいが、「こーゆーコングを見せたい!」って熱量を感じる。「ヘルコプターが密集して飛ぶのはおかしい」と指摘されたそうだが、リアリティより見せたいコングを優先した判断は素晴らしい。
それでいてリアリティはしっかりしてる。うまい。

コングの背景

もう1つ驚くのは、コングに歴史があること。本作でそのすべてが明かされたわけではないが、怪獣が存在することに説得力がある。
「王はコングだけではない」
人類は地球のすべてを知悉したわけではない。あなたの知らない地平がある。その広がりに胸が熱くなった。

コングは最強だが、一族最後の子ども。つがいがいないから、絶滅は確定している。孤独。キングコングを種として考えたことはなかった。うむむ、素晴らしい。ほんとうに素晴らしい。監督の脳内イメージをもっと見せてほしい。

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