海底二万哩 / 海底2万マイル / 海底20000マイル 20,000 Leagues Under the Sea

1954年 外国映画 3ツ星 SF 冒険 怪獣 潜水艦 @ディズニー

見ごたえがある。

CGはない。すべてセット? それにしては大きい。ミニチュアで合成? そんな機材がすでにあったのか。気がつけば映像に圧倒されている。古い映画なのに。

リベット打ちされた鋼鉄の潜水艦。沈んだまま自給自足。海底で葬式。ウミヘビの切り身、ふぐのソテー、ホヤのドレッシング。艦内の食事がうまそうに見える。窓からの眺めもいい。海の大自然を満喫している。
科学的にありえないと思っても、興奮してしまう。楽しい。

ネモ船長は人格者ではない。理想主義者であり、現実主義者である。薄情だったり、温厚だったり、差別したり、博愛だったり。不完全だから魅了される。おもしろい。

とはいえ映画としての完成度は高くない。もうちょい整理してほしいが、これだけ予算を使う映画を制御するのは至難だろう。夢を残したまま、リメイクしてくれないかなぁ。

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