宇宙空母ブルーノア (全24話) Space Carrier Blue Noah

2ツ星

ずっと海の上の宇宙空母。

『宇宙戦艦ヤマト』の西崎義展が狙った２つ目のヤマト。当時の期待感は大きく、毎週の放送を楽しみに見ていたが、なかなか盛り上がらない。『ヤマト』のような緊迫感、使命感も乏しい。ブルーノアの艦首、開閉する甲板はかっこよく、おもちゃがほしかった。しかしなかなか宇宙に飛び出さず、コムサイみたいな潜水艦シイラばかり活躍。宇宙航行したのは最後の２話のみで、そのときシイラは用済みだった。

ブルーノアの抵抗によって、人工惑星ゴドムは内部分裂によって崩壊した。唖然とするが、リアルと言えばリアル。『ヤマト』は敵の母星に乗り込んだが、ゴドムは逆の位置づけだったわけか。子どもにとってはカタルシスのない物語だった。