レビュー  1987年08月08日  に発表された 

必殺剣劇人 (全8話)
Hissatsu Kengekinin

3ツ星

これはこれでよかった

マンネリ化していた必殺シリーズの最終作は、それまでと一線を画す野心作だった。悪人を倒すのは同じだが、敵陣正面から乗り込んで、姿をさらしながら戦うのだ。もはや暗殺者ではない。もともと必殺シリーズにおける暗殺は「見せ場」だが、それを言葉通りに表現したのが本作である。
また、夜は無敵の三人組は、昼は娘(工藤由貴)に押されているのもよかった。時代劇で「現代っ子」というのも変だが、とにかく新鮮だった。

しかし本作はわずか8話で終了してしまう。最終回は中村主水が乱入してきて、「仕事人らしさ」についてもめる。「眉間にしわ寄せて殺すなんて古い」と言い放つシーンは印象的だった。その言葉のとおり、本作をもって、15年間続いた必殺シリーズは終了するのだから。
しかし古いものには価値もあって、中村主水は仕事人2009で復活する。剣劇人が同じように復活することはないだろうから、異端であることは否定できない。でも、おもしろかった。それだけは断言できる。

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必殺剣劇人 (全8話)