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[レビュー2007年06月16日に発表された 

ラストラブ

Last Love

いろんな意味で、病気です

ぜんぜん期待してなかったけど、それでも落胆するほどデタラメな映画だった。偶然にたよりきった展開に、不自然なイベントの連続。すべては田村正和をかっこよく見せるためにあり、伊東美咲をはじめとする劇中観客の理性を奪っていく。恐るべき「ラブ空間」だ。

大人の恋愛とは、子どもの眼差しとは、プロの仕事とは、そして自分の死とは、そんなに軽いものなのか? あまりにも無責任で、かっこわるい。

「おれはなあ、若い相手に対しては優越感しかねーんだよ! オレは人生を十分に生きてきたからだ!」
どんな経験をすれば、こんなセリフが出てくるんだろう。終わってるよ。

「真実のない生というものはありえない」とカフカは言うが、この映画の田村正和には真実がない。

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