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[レビュー2009年06月20日に発表された 

劔岳 点の記

THE SUMMIT: A CHRONICLE OF STONES

しぶすぎる

ただ地図を作るため、淡々と山を攻略していく男たち。柴崎芳太郎(浅野忠信)は寡黙すぎて、感情移入するスキがない。生田信(松田龍平)は生意気で、小島烏水(仲村トオル)もむかつく。陸軍からの圧力が、さらにストレスを高める。なのに登頂できても、カタルシスがない。あまりにもリアルで、夢がなくて、息が詰まりそうになる。

しかし感動は、そのあとにやってきた。敬意を払った小島、謙虚さを学んだ生田のやりとりに、胸が熱くなる。いわゆる興奮の熱さじゃない。静かに、じわっと心を温めてくれる。
いい映画だった。

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