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[レビュー2014年10月03日に発表された 

旦那が何を言っているかわからない件 (第1期-全13話)

I Can't Understand What My Husband Is Saying

この作品がなにを問題にしてるかわからない件

語尾に「お」をつけたり、相手がわからないギャグを多用する人物を、近ごろはオタクと呼ぶのだろうか? まぁ、映像化されたマイノリティはつねにリアリティがないから、その点はいい。気になるのは、ふたりの関係に障害がないことだ。

互いの素性をよく知った上で結婚しており、今さら趣味や生活力が問題になるわけじゃない。旦那がオタク趣味をやめようとするとか、カオルが疎外感に苦しむこともない。在るがままに在るだけ。恋愛モノとして語るべきことがない。

本作における障害は社会認知でろう。「私たちは規格外ながらも、幸せにやってます」と懸命にアピールするのは、それだけ世間の目を意識しているから。身内に意味不明な言葉を連発しておきながら、その場にいない人の理解を求めるのは滑稽だが、「世間の目なんか気にしない」となったら本当に語ることがない。

気持ちはわかるが、共感しがたい。旦那は、その場にいない仲間(オタクの視聴者)に向けてギャグを飛ばしているわけで、幼稚だ。理解されたないなら、作品の魅力や概要を話すべきだし、理解を求めないなら、意味不明な受け答えは控えるべきだ。日本語を話せるのにフランス語を混ぜてしゃべる人がいたら、不愉快だろう。こんなの一般常識だ。
要するに旦那は甘えているだけ。それはたぶん、カオルも同じ。そう思うと、なんだかどうでもよくなった。

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