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[レビュー2019年04月26日に発表された 

デイズゴーン / Days Gone (PS4) Days Gone

透けて見える「正義」がいやな感じ。

オープンワールド型ゾンビサバイバル。ゾンビ(フリーカー)の発生によって世界は荒廃した。さまざまなグループが資源をめぐって衝突したり、内部抗争で崩壊している。
主人公ディーコン・セントジョンは、バイク乗りの中年男。科学者で美人の妻の思い出にすがりながら、あちこちを放浪している。

ディーコンに世界をどうこうしようという意思はない。妻の生存を知ってからは、捜索と救出だけが目標となり、その過程でどれほど犠牲が出ようと気にしない。言われるままにミッションを遂行し、イベントが発生すると、所属組織を壊滅させる。その繰り返し。

ストーリーの向こうに制作者の、「これが正義だ」という信念が見える。文明社会が崩壊すれば、暴力が支配する世の中になる。そこで男らしく生きるには、ディーコンのように行動しなければならない。
『ラスト・オブ・アス』(2013)もそうだ。主人公は躊躇なく殺し、奪い、壊していく。徹底的な利己主義。その結果、世界が終わるとしても悔やまない。
そういう生き様を描くのはいいが、これが正義、これが正解と押し付けられると引いてしまう。まー、アクションゲームで哲学だの倫理だの言いたくないが。

ともあれディーコンのような人物とは距離を起きたい。だから没入できない。それだけである。



Steam: Silver Chains

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