サウンド・オブ・サイレンス Don't Say A Word

2001年 外国映画 2ツ星 犯罪 障害

分裂症が演技だったなんて!

じつにイマイチ。
例によって予告編が秀逸な出来だったから、期待が高すぎたのかもしれない。分裂症の少女に、どうやって真実を語らせるのか? 精神医学に基づいた巧妙な駆け引きがあるのかと思ったら、そうじゃない。手のつけられない分裂症の少女・エリザベスが、途中からぺろりと紙をはがすように、ふつうの少女になってしまったのは驚き。これじゃ、話がちがうよ!

悪役のコスターも中途半端。
頭がいいのか悪いのか、目的のためなら手段を選ばないのか、単に行き当たりばったりなのか、理解に苦しむ。こんなリスクと手間をかけるなら、100万人の墓を暴く方が早かったのではないか?

それはそうと、精神分析医はあんな立派な家に住むのか?
そっちの方が気になってしまった。

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