オーストラリア Australia

2008年 外国映画 2ツ星 ドラマ 戦争

白人がきらいになる映画

えらくカネがかかっているが、ストーリーはへっぽこ。これ見よがしの自然礼賛、人間賛歌は鼻につく。そして白人の横暴さが目にあまる。オーストラリアはアボリジニへの差別を克服したと強調するが、それに要した時間や損失を考えると割に合わない。現在、日本の捕鯨文化を攻撃して悦にひたるオーストラリア人を見るに、本質的には変わってないと思う。
さらに言わせてもらおう。劇中では、ありもしない日本軍の上陸と殺戮が描かれる。この当時の日本は、いわば白人の支配に逆らった原住民のようなものじゃないか。白人はもっと痛い目に遭った方がいい。見ていて、なんだかむかついてしまった。

とにかく165分は長すぎる。牛を届けて終わりでいいよ。ここでアボリジニの老人が弓を射てくれれば、すべて解決していたのだから。

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