新感染 ファイナル・エクスプレス 부산행 / Train to Busan

2016年 外国映画 5ツ星 パニック モンスター:ゾンビ 家族 密室

こーゆーのを見たかった。

車に轢かれたのに起き上がる鹿。去っていく駅で襲われる駅員。いいね、この雰囲気。駆け込み乗車した女性が転化して、一気に感染拡大。思っていた以上に迫力がある。すごい。

天安牙山駅もゾンビでいっぱい。車窓から見える街のあちこちから黒煙が立ち上り、政府が信用できないメッセージを発信して、一気にテンションがあがった。
列車は走る密室。それゆえ危険で、それゆえ安全なのか。ふたたび停車できる土地は残っているのか?

そっから先も怒涛の展開がつづく。どれも驚かされるが、理不尽じゃない。おもしろい。これだよコレ。コレを見たかった。

「こういうときは他人より自分のことを考えるんだ」

しかし情けが我が身を救うこともあれば、逆もある。ただ生き残ることを目的にしても、なにが正しい判断かわからない。突き放した感じがうれしい。ゾンビ映画で道徳を教わりたくない。しかし「どう生きるか」考えるキッカケにしたい。

ぶっちゃけ、新しい要素はない。
ゾンビ映画あるあるの詰め合わせ。だが、これでいい。どうして日本は、こーゆー映画を作れないのだろう?

それと邦題。「ファイナル」とあるからシリーズ物と誤認してしまった。まったくセンスないなぁ。


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