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[レビュー1993年11月12日に発表された 

マイ・ライフ

My Life

あるいは、恵まれた死か

死後の再婚についてメッセージを残したことに怒るシーンがよかった。夫は未来の(起こるかどうかわからない)問題を気にして、妻は現在の(抜き差しならない)問題と向きあっている。この温度差は、なるほどと思った。

序盤は否定的だった中国の神秘治療を試してみるまではいいが、心理的なものも含めて、効果はあったんだろうか。なんとなく神秘治療(あるいは神秘体験)を勧めているような印象を受けるので、いささか引っかかった。いずれにせよ、この夫婦には経済的な悩みがない。ゆえに、費用対効果という視点もないのだろうな。

人生と向き合い、過去と向き合い、家族と向きあう。
素晴らしいと思いつつも、あまりにも恵まれた展開にやっかんでしまうのは、私の性根が卑しいせいだろうか。

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