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[レビュー1976年06月25日に発表された 

オーメン

The Omen

まさにオーメン(前兆)が怖い

これほど怖い映画もない。人が無残に死んでいくのもショッキングだが、必ず前兆があることが恐怖を倍増させている。主人公は理知的であるがゆえに、非現実的なことを認めることも、認めないこともできなくなる。表面張力のような緊張感がたまらない。

当時は気づかなかったけど、血のつながらない息子を守ろうとするのは、父親ならではの袋小路だよね。母親が事実を知っていれば、もっと早く、冷徹な判断ができたと思う。社会的地位があり、理知的で、情愛が深い人物であればこそ、悪魔の育ての親に選ばれたわけだ。
脚本の秀逸さは、公開から30年以上が経過した現代でも色あせない。

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