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[レビュー2008年11月01日に発表された 

まぼろしの邪馬台国

Where the Legend Lives / Maboroshi no Yamataikoku

「関白宣言」に劣る

この映画は邪馬台国の所在地を解き明かすものではなく、その研究に生涯をかけた夫婦の関係を描く物語だと思う。しかし劇中の描写は宮崎康平の横暴さばかり目立ち、心の奥底では愛し合っているという雰囲気が感じられない。
宮崎夫妻は さだまさしの「関白宣言」のモデルらしい。夫婦仲を描くという意味では歌の境地に達していない。

ストーリーも散漫だ。30代の和子を描く必要があっただろうか? 康平が卑弥呼に和子のイメージを重ねるのは自由だが、その意味するところは危うい。どうにも中途半端。宮崎康平が尖っている分、吉永小百合の慈愛が際だっている。そこまで和子を奉る必要はないだろう。

吉永小百合は良妻賢母のイメージが強すぎる。

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