レビュー  2013年04月27日  に発表された 

ちいさなプリンセス ソフィア / はじまりのものがたり

5ツ星

ありそうでなかったプリンセス

あらすじ

靴屋の娘だったソフィアは、お母さんが王様と結婚したことで、プリンセスとして宮廷に上がる。義父ローランド2世、義兄ジェイムズ、義姉アンバー、執事のベイリーウィックはやさしく、ソフィアにいろんなことを教えてくれる。
家族になったソフィアのため、ローランド2世は舞踏会を開いてくれるという。ちゃんと踊れる自信がないソフィアは、宮廷魔法使いのセドリックに教わった呪文を唱えるが...。

フル3Dアニメだが、表情は豊かで、よく動く。そして、動きすぎない。黎明期の3Dアニメはカメラワークが激しく、酔うことが多かったから、だいぶ熟成したなと思う。

さらに驚くのはストーリー。プリンセスはルサンチマンを刺激するから、不幸な境遇からスタートするのが定石だ。しかしソフィアの場合、苦労らしい苦労はなく、試練らしい試練はなく、まわりはみんな善良で、ソフィア本人もすなおだ。しかしそれでもトラブルはある。明確に悪いやつがいない分、やっつけて解決しない。まったく先が読めないストーリーになっている。これは本当にすごい。

考えてみれば、この作品を見るような現代人は、みんな貴族のようなもの。いまさらプリンセスの不幸を喜んだりしない。ソフィアは現代に即した、新しいプリンセスと言えるだろう。

いやはや、すごい作品が出てきたもんだ。

 Googleで「ちいさなプリンセス ソフィア / はじまりのものがたり」を検索する
 Wikipediaで「ちいさなプリンセス ソフィア / はじまりのものがたり」を検索する
 IMDBで「」検索する

コメント (Facebook)

[ASIN] B00BCY19X0
思考回廊 レビュー
ちいさなプリンセス ソフィア / はじまりのものがたり