40秒で支度……できません
2010年 生活 生活若いころは、40秒で支度して家を飛び出すこともあった。
つまり、寝坊したときだ。目覚まし時計を見て、真っ青になるや布団を蹴っ飛ばして、背広を着て、ネクタイをカバンに詰めこんで、携帯と財布だけ確認して、ダッシュ!
あ……いや、40秒じゃ無理かな。
でも目が覚めた5分後には階段を駆け下りていたことはあった。
そんなこと、今はもう無理。走れば間に合う時間でも、布団の中で遅刻の言い訳を考えてしまう。あるいは、言い訳を考えることもできない。目が覚めてから、頭と身体が使えるようになるまで時間がかかるようになった。
頭と身体が起きるまで、布団の中でうにょうにょしている。その時間を確保するため、早めに目覚ましをセットする。たとえば8時に家を出るなら、6時に目覚ましを鳴らす。1時間半ほどうにょうにょして、7時半に目覚まし。残り30分じゃ身体は起きないけど、電車の中で寝るからかまわない。
iPhoneのアラームは便利で、複数の時間に、異なる音やスヌーズを設定できる。昔のアナログ目覚ましじゃ、こんな設定はできなかった。
とにかく、がばっと起きられなくなったのよ。何時間寝たかに関わりなく。
やぁねぇ。