エロスの衝撃

2012年 科技 宇宙
エロスの衝撃

NASAによると、1月31日に小惑星エロス(433 Eros)が地球に大接近したそうだ。

小惑星エロスはピーナッツの形をしており、大きさは34km×13km×11km、重量およそ6兆7000トン。地球近傍小惑星では2番目に大きい。地球と火星の公転軌道のあいだを楕円形にまわっており、ときおり地球に接近する。前回は1975年で、次回は2056年になる。

小惑星エロスの軌道は徐々に地球に接近しているという予測もある。遠い未来に地球に衝突するかもしれない。ちなみに、恐竜絶滅(K-T境界)の原因とされる隕石は直径約10kmと想定されるから、もし衝突したら地球史上6回目の大量絶滅になるだろう。

地球近傍小惑星とは、地球に接近する可能性がある小惑星のこと。NASAによると、監視が必要とされるものは約8,500個になる。そんなものが頭上を飛び交っていると思うと怖くなるが、少なくとも今後100万年間は地球に衝突する恐れはないそうだ。

100万年か──。途方もない話だ。

でも、もし小惑星の軌道が変わったら? と思ったりするけど、これほどの質量に作用する要因がない。太陽系外から隕石がやってきて、ビリヤードのようにぶつかったら?

まぁ、そんな心配するより、晩飯の献立を考えた方がいいな。