外食への期待感が減った

2013年 政治・経済 経済 食事
外食への期待感が減った

 近ごろ、外食への期待感がとんと薄らいでしまった。

 いろんな経験をして、外食に飽きてしまったのか?
 原価や工数などのカラクリを知って、もろもろ高く見えてしまうのか?
 単純に歳をとって精神が衰えたのか?

 先日、L氏と飲んだ。「うまい魚を食べたい」とL氏が言うので、そういう店に入った。で、写真のような刺し身を注文した。味は悪くないが、どうしても価格に釣り合うか考えてしまう。

 ボッタクリというわけじゃない。むしろ良心的な価格設定だろう。近所のスーパーでも買えるが、こんなふうにちょっとずつは食べられない。決して高いわけじゃないのだが、なんとなく納得できない。

 外で飲み食いすれば、数千円が飛んでいく。そのカネがあれば、たっぷり食材を買って、いろんな料理を試せる。ためらっていた調理器具も買えちゃう。そうした楽しみと引き換えにする価値があるかと考えてしまうようだ。

 お酒も、買ってきて家で飲む方が安いし、ゆったり楽しめる。いまもベルギービールをたしなんでいるが、外では飲まない。パブの雰囲気は好きだけど、何時間も滞在しないから、やっぱり高くついてしまう。

 もちろん、家では作れない料理はいっぱいあるし、行ってみたい店もないわけじゃない。しかしその数はきわめて減った。以前ならひょいひょい出かけたし、多少高くても、行列に待たされても気にしなかったのに。

 外出するより楽しいことが、家の中にある。

 こんなふうに考えるのは私だけだろうか?
 同世代の人はみんなそうなのか?
 あるいは、若者たちもそうなのだろうか?

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