濃い味ばっかり
2006年 生活 健康 食事最近、濃い味が増えたね。
前にも日記で取り上げたけど、濃い味のポテトチップスをはじめ、濃い紅茶、濃いお茶なども登場している。気がつくと、けっこうな種類が揃っていた。
同じ値段なら、濃い味の方がオトクな気がする。
それに疲れたときや、どうでもいい気分の時は、濃い味のものが欲しくなる。てなわけで、ちらほら飲み食いしていたけど、ちょっとヤバイ気がしてきた。
◎
ところで、赤ん坊は鋭敏な味覚の持ち主らしい。
味を表現するコトバや、素性を推測する知識がないだけで、感覚としては大人の料理人をはるかに上回るそうだ。
こんな実験が行われたことがある。
2つのドンブリにたっぷり水を注いで、そこに甘味と苦味の素を一滴垂らす。大人が飲み比べてもちがいはまったくわからないが、赤ん坊は甘い方を喜び、苦い方に泣いたという。
大人になると舌の感覚がにぶり、知識や観念に惑わされ、モノの味がわからなくなる。すると、必要以上に強い(=濃い)味を求めはじめる。濃い味を食べれば食べるほど感覚はにぶり、さらに濃い味を求めるというわけだ。
◎
さて、水でも飲もうかね。