レビュー  1997年12月30日  に発表された 

キューブ
CUBE

5ツ星

子供のころに見た悪夢のような映画

この作品には、痛烈な皮肉が込められている。卓抜した能力を持つレンでも、独力では脱出不可能だったこと。このキューブがじつは公共事業だったかもしれないこと。市民を守るべき警察官が、厄介な脅威になってしまうこと。トラップで死んだのは1人だけで、あとは仲間同士で殺し合っていること。そしてラスト......。

理由も目的もない牢獄。数式のように絶対で、悪意のないトラップ。ワースがいうように、キューブの中も外も変わらないのかもしれない。

私は、罪のない人が無惨に殺される作品を好まない。しかし『CUBE』は例外で、その意図や背景がまったく不明であることが、テーマ性をうまく際だたせていると思う。非常におもしろい作品だった。

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キューブ