ロボコップ2 RoboCop 2

1990年 外国映画 3ツ星 コメディ サイボーグ ロボット:自律型 刑事・警察

ロボコップの立場は?

前作以上に過激だが、基本的なプロットは変わらない。麻薬ヌークをばらまいたのはオムニ社だったとか、少年犯罪者の目的がヌークの撲滅だったとか、そーゆー驚く展開はまったくない。アクションが充実しても、前作ほど熱い魂は感じられない。

単体で行動するロボコップは怖い。故障したり、誤認があったらどうするんだろう? 人間と同じくらい信頼されているとも言えるが、その扱いは「備品」レベル。モラルのない科学者に脳をいじられるのだから、ますます怖い。市長や警察はロボコップの功績をたたえ、彼に人権を与えるべきだろう。


ロボコップ

企業も、警察も、市民も、市長も身勝手だ。これじゃロボコップの戦いも報われない。と言うか、そんな地獄で正義を貫くロボコップは異常すぎる。機械だから? 人間だから? そのへんを掘り下げるSFマインドは、もちろん、ない。

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