スカイライン 征服 Skyline

2010年 外国映画 3ツ星 SF:ファーストコンタクト 地球外生命 戦争

「LAなんか大嫌い!」

『世界侵略: ロサンゼルス決戦』(2011)、『バトルシップ』(2012)を見たついでに鑑賞する。切り口としては、『クローバーフィールド/HAKAISHA』(2008)に近かった。市民の目線で体験する宇宙人の侵略は衝撃的だ。しかも白昼の出来事である。低予算ながら、見たいものはしっかり、くっきり見られた。

直近の宇宙戦争もの
タイトル 製作費
2008 クローバーフィールド/HAKAISHA約27億円
2010 スカイライン -征服-約9億円
2011 世界侵略: ロサンゼルス決戦約56億円
2012 バトルシップ約250億円

本作は低予算映画ではないが、類型に比べると格段に低い。なので画面の端々に低予算を克服する工夫が見られる。それがまた楽しい。サービス精神が感じられる。

映像はいいが、ストーリーは弱い。主人公の信用が低すぎて、グループを引っ張れないからだ。まぁ、ここまでマンションの管理人が活躍するとは思わなかったが。
劇中、ちらちら特攻精神が描写されるのは、どういう意味だろう? 管理人も、主人公も、我が身を捨てて戦った。存亡の危機に瀕しては、特攻もありえる。第二次世界大戦中、アメリカ軍は日本軍の特攻を理解不能と恐れていたそうだが、時代は変わったもんだ。

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