レビュー  2017年01月16日  に発表された 

ホラート ディアトロフ峠の惨劇 / Kholat (PC)
Kholat

2ツ星

結局、わからずじまい

ディアトロフ峠事件

1959年、男女9人の大学生が冬山の峠でキャンプしたが、1人として帰ってこなかった。一行はテントを内側から引き裂いて、裸足のままマイナス30度の外へ飛び出した。争った形跡はないが、2名は頭蓋骨骨折、べつの2名は肋骨を損傷、2名は舌を失っていた。さらに何人かの犠牲者の衣服からは高い線量の放射能が検出された。
当時のソ連の捜査当局は、「抗いがたい自然の力」によって9人は死亡したと発表。今なお、真相は不明である。

事件が起こったのは当時のソ連領ウラル山脈北部、ホラート・シャフイル山の東斜面。その峠は一行のリーダーであったイーゴリ・ディアトロフの名前から、ディアトロフ峠と呼ばれるようになった。

ディアトロフ峠事件 - Wikipedia

実在の事件をモチーフにした1人称視点サバイバルホラー。私はまったく知らなかったが、ロシアでは有名なんだろうか? 事件の説明はあるにはあるが、いわゆる資料でしかなく、事情を知らない人の興味をそそるものではない。

プレイヤーは調査のため現地に向かうわけだが、なにをどう調べればいいのかわからない。しかも事件発生時と同じ「吹雪の雪山」だから、まっとうな調査なんてできない。
村人が声をかけてくるとか、不審な影を追いかけるといったイベントもない。適当に歩き回るだけ。すると遭難者たちの遺留品や、逃げ出した痕跡を発見できるが、なにかしらの仮説を立てることもできない。

しかも驚くべきことに、敵がいる。悪意ある人間とか、野生動物ではなく、悪霊のようなものが襲ってきて、触られると即死。走れば逃げ切れるが、息は切れるし、道に迷う。そもそも道もない。しかも地図には現在地も、調べたエリアも表示あれないため、確実に迷う。きわめて無駄が多い。

これだけ苦労して、事件の真相が明かされるわけじゃない。もちろん、実際の事件の真相をでっち上げるのは無理があるが、だったらなぜ実際の事件をモチーフにしたのか?
事後の調査ではなく、9人と同じ状況で「なにか」に襲われるサバイバルホラーにすればよかったのに。



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ホラート ディアトロフ峠の惨劇 / Kholat (PC)