地震と終末不安
2009年 政治・経済 天気・季節 災害 社会 考え事今朝、地震があった。
うらうら揺れて、びっくりした。日本に長く住んでいるので、地震なんて慣れっこなのに、突然揺れれば驚く。そういえば最近、地震が頻発している。
(もうすぐ世界は終わってしまうのではないか?)
そんな気分になる。
ある日突然、なんの前兆もなく、天変地異が起こるのではないか、と。
しかしそんな終末への不安もまた、何度も繰り返してきたことだ。
あれこれ悩んだところで、世界はいまだ存続している。取り越し苦労だ。そうそう終末は訪れない。しだいに不安は薄れ、なにも感じなくなる。
とはいえ、大地震はときおり発生する。世界の終わりでなくとも、地域の壊滅はあり得る。そう思うと、不安を無視することもできない。
日本で暮らすなら、不安に敏感すぎても、鈍感すぎても駄目なのだ。
こうして、日本人特有の精神構造が培われるのかもしれない。
常日頃から、なんとなく終末を意識している。あらゆるものには終わりがあり、絶頂は長くつづかない。それゆえ「今」を楽しみ、あるいは「永遠」にあこがれる。
まぁ、それが日本人特有かどうかは知らないが、ふと、そう思った。