豆腐の新世界を試す

2010年 食べる 食べる
豆腐の新世界を試す

NHKためしてガッテンで、冷ややっこの特集をやっていた。題して、冷え~~!豆腐の味が劇的にアップする大技。冷ややっこを美味しく食べるコツを要約すると、下記の通り。

  1. 冷たい豆腐は美味しくない。ベストは17℃。
  2. 大豆の味を楽しみたいなら、温かい方がいい。

そこで、冷たい豆腐と温かい豆腐を同時に食べる、「2段重ねの豆腐」が考案された。「豆腐の新世界!」と立川志の輔さんが強調するので、どんな味なのか、興味をそそられてしまった。で、作ってみた。

レシピ

  1. 豆腐を上下半分に切ります。
  2. 1リットルの水をしっかり沸騰させて火を止め、(1)の上半分を入れて4分放置する。
  3. (1)の下半分に、(2)を重ね置く。

間に鰹節を挟んだり、上に塩トマトを載せることで、味のバリエーションが広がる。今回は薬味なし、醤油かけ、塩トマトの3種を試してみた。

上下の豆腐を崩さぬよう、箸で口に運ぶ。最初は温かく、すぐ冷たくなり、混ざっていく。なるほど温かい豆腐は大豆の味がして、冷たい豆腐が食感を引き締める。なるほど、豆腐の新世界だ。しかし美味しいかと問われると、微妙。安い豆腐を使っているせいもあるが、驚くほど美味しくなるわけじゃない。山瀬まみさんが「おもしろいけど、2度は作らない」と言ったのもわかる。
それはさておき、トマトに塩トマトを載せるのはいいな。これはこれでアリだ。

2段重ね豆腐は手間がかかるので、もう作らないだろうな。
学んだ教訓は、冷蔵庫から出した豆腐をすぐ食べないこと。室温27℃なら、だいたい20分くらい置けば17℃になるそうだ。つまり料理をするときは、最初に豆腐を皿に盛って放っておけばいいわけだ。

そういや、湯豆腐を食べたくなった。でも今は暑いから、2ヶ月くらい待とう。