ヒラヤーチーでいいのさ

2013年 食べる 食べる
ヒラヤーチーでいいのさ

パンケーキの話をしていたら、ヒラヤーチーをすすめられた。

近ごろパンケーキが空前のブームになっているけど、小麦機を溶いて焼いただけの料理をお店で注文するなんて、と発言したところ、「ヒラヤーチー」の言葉が飛び出してきた。ヒラヤーチー? なんじゃらほい。

調べてみたら、沖縄の家庭料理だった。小麦粉を水で溶き、ツナ缶やニラを混ぜて焼いたもの。台風などで外出できないときに、ありあわせの具材で作るらしい。へぇ。ゆるゆる生地で、平べったく焼くのがコツ。つまり、「平焼」。沖縄の方言で読むと、「ヒラヤーチー」だそうだ。

レシピを検索したが、「こうあるべし」というフォーマットはないようだ。いくつかレシピを見て、あとは適当にやってみる。小麦粉250g、水300ml、ダシの素8g、ツナ缶、ニラを混ぜ混ぜ。もったりしてるので、水をじゃばじゃば追加。適当だ。
ホットプレートで焼く。焼くときの油は、ツナ缶の油を使えばよかったかな。チーズがあったので、載せてみた。こんなもんだろ。

焼いたあと、卵を入れていなかったことに気がついた。どのレシピにも卵が入っているのに、見落としていた。うはぁ。ま、いっか。非常食、非常食。

食べてみる。もっちり食感で、だしの味がする。ツナは、言われればわかる程度。ニラは、ネギでも代用できるけど、ニラの方がいいだろうな。ソース、ケチャップ、塩、醤油を試すが、醤油がいいね。チーズと醤油が合うと、さらにグッド。小麦粉250gはけっこうなボリュームで、満腹しちゃった。うまうま。簡単。

パンケーキがブームなので、ヒラヤーチーを食べてみた。

ふっ、おれはこれでいいのさ。