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[レビュー1999年12月16日に発表された 

クーデルカ (PS)

KOUDELKA

あと一歩で名作として名を残せたかも

あらすじ

1898年のイギリス。女霊媒師、冒険家、バチカンの司教の3名が、それぞれの目的でネメトン修道院を訪れる。そこは死体が散乱し、魔物が徘徊する狂気の世界だった。

パッケージのクーデルカはかわいい。しかしゴシックホラーの世界観にはまるで似合わない。巨乳でミニスカート、現代っ子のようなしゃべり方、ラスボス戦の前に酒を飲んで語りあかす剛胆さ。シリアスなストーリーの中で、クーデルカの言動は極端に浮いている。漫画だったら平気だが、モーションキャプチャしたポリゴンキャラクターとしては奇妙に見える。英語の吹き替えが違和感を倍増させる。まぁ、それが持ち味と言えなくもない。

戦闘時にかかる曲が印象的で、頭に焼き付いてしまった。ラスボスも強烈。それまで緻密に世界観を組み立ててきたのに、これほどハイパーなモンスターが出てくるとは思わなかった。関節が反転した裸女が、壁や天井に穴を空けながら襲ってくるシーンは夢に見そうだ。ストーリーは終盤で息切れする。映像じゃなく、意味的に盛り上げてほしかった。

本作が駄目で、『バイオハザード CODE:Veronica』(2000)がおもしろいとは言えない。決定的に劣る点はないが、素晴らしいと絶賛しづらい。そんな作品だった。

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