[ブラウザ事情2008] Firefox 3の喜びと悲しみ

2008年 科技 Google ブラウザ事情
[ブラウザ事情2008] Firefox 3の喜びと悲しみ

Firefox 3 にバージョンアップした。

Ver.3はパフォーマンスが劇的に向上したとのこと。実際に使ってみると、なんとなく表示が早くなったような気がする。インターフェイスもちょこちょこ改善されている。VISTAのようなインパクト重視ではなく、ユーザーの操作を手助けするような変更なので、ありがたい。
「about:config」によるカスタマイズや、スマートブックマークの使い方は、いろいろ研究してみないとな。

アドオンはだいぶ対応してきているものの、肝心の2つがまだだ。

Tab Mix Plus

「自分専用の使い勝手」が再現できないのはイタイ。早く対応してくれることを願うばかりだ。

Google Browser Sync

複数のPCのブックマーク、クッキー、履歴などを共有するアドオンで、非常に便利だ。ところが調べてみると、開発が打ち切りになったようだ。そりゃないよ、Googleさん。1つのアドオンでこれだけの機能は揃わないので、いくつか組み合わせなければ。

現時点ではまだ不便はあるものの、Ver.3はおおむね好印象だ。

XPからVISTAへのアップデートの際も感じたが、最近はバージョンアップに消極的になってきている。つまり現在の「使い勝手」を変えたくないからだ。せっかく無意識に操作できるほど慣れたのに、根底が変わることで、いちいち操作を意識することになる。これがストレスなのだ。
あるいは、新しいコトを覚えるのが面倒なだけかもしれない

しかしVISTAに比べれば、Firefoxの変化は受け入れられる。「覚えよう」「使いこなしてやろう」という気にもなる。Google Browser Syncの脱落は悲しいが、3ヶ月もすれば乗り越えられるだろう。
その先によりよい未来があると信じて、前に進もう。

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