[動画] Kinect発売 / 民間の開発(応用)力はあなどれない

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[動画] Kinect発売 / 民間の開発(応用)力はあなどれない

 Kinectの可能性は、メーカーより民間の方が引き出せるかもしれない。

 Kinect(キネクト)は、Xbox 360向けのゲームデバイス。ジェスチャーや音声認識によって、コントローラーを用いずに操作できる。先日の『世界ゲーム革命』で紹介されていたが、身振り手振りでゲームするのは性に合わないと感じていた。
 しかしKinectはUSBで接続するので、PCの周辺機器としても使える。20日に発売されたばかりだが、ネット上では早くもさまざまな使い方が提案されていた。

MMDとの連携 - これでキミも役者になれる

 Kinect発売前から話題になっていたのは、MMD(MikuMikuDance)が対応したことだろう。詳しい話は省く。要するに、家庭でモーションキャプチャーする時代がやってきたのだ

 Kinectによって、MMDコンテンツはさらに充実するだろう。
 それだけじゃない。ダンスの動き、スポーツのフォーム、祭礼の振る舞いなども記録し、編集し、再生できる。細かな演技を積み重ねれば、個人でフル3Dアニメが制作できるかもしれない。うほほ。

家庭用VR環境 - これでキミも美少女になれる

 KinectとHMD(ヘッドマウントディスプレイ)を接続して、家庭用ヴァーチャルリアリティ環境を作っている人もいた。これも素晴らしいアイデアだ。

 注目すべきはシステムの完成度より、その手軽さだろう。具体的な金額などは不明だが、従来のシステムよりはるかに安く、はるかにコンパクトだろう。
 各家庭にヴァーチャルリアリティ環境が普及すれば、どんなコミュニケーションが発達するんだろう? あれこれ妄想すると、眠れなくなる。

 興味深いのは、どちらもMicrosoftが用意した使い方ではないこと。民間の開発力はあなどれない。多数の個人が協力して、情報を共有し、評価を受け、ガジェットの使い方を洗練させていく。だからメーカーの開発者が要らないとは思わないが、こうした民間からの提案・要望にどう応えていくかが、メーカーの課題になるだろう。

 いろんな意味で、すごい時代になったもんだ。