新世代30秒カレーの衝撃 / [グリコ] カレーポット CURRY POT

2012年 食べる 食べる
新世代30秒カレーの衝撃 / [グリコ] カレーポット CURRY POT

グリコ カレーポットは、たしかに新世代の味だった。

朝、外出前に小腹を満たしておきたくなった。しかし調理も片付けもしたくない。ふと、カレーポットを買い置きしていたことを思い出した。まさに、今こそ食べるとき!
封を開け、容器にカレーブロックを入れる。沸騰したお湯を湯量線まで注ぎ、スプーンで30秒かきまぜる。レンジでチンしたごはんを投入して、完成。すげぇ!

カレーソースはさらさらで、量は少ない。具もちっこい。
味は……甘い。冗談みたいな甘さ。ビーフカレーは蜂蜜を入れたように甘く、印度風チキンカレーはバターたっぷりの甘さ。うわ、なんだこりゃ?
しかし辛さもある。旨味もある。ふむ。驚いたけど、悪くない。調理容器で食べると違和感もあるが、ふつうに皿に盛って供したら、それなりに喜ばれるんじゃないか? ふむふむ。

カレーポットは、凍結乾燥法によって固形化したカレーソースをお湯でもどす方式。レトルトパウチに封入する方式に比べ、圧倒的に軽い。これだけ軽いと、段ボール1箱分でも軽々と持ち運べる。まぁ、段ボール1箱分を買うことはないだろうが。
値段は1袋250円前後。レトルトカレーの値段はまちまちで、一概に比較できないが、ボンカレーゴールド21が170円前後、私の好きなカレーマルシェが270円前後だから、まぁ、安い方だ。
味わいは従来品と大きく異なるため、好みが別れるかもしれない。だが、この手軽さは無視できない。30秒という時間より、湯煎したり、皿に盛らなくていいのはすごい。洗い物はスプーンだけ。手軽すぎる。

カレーと思って食べてはならない。新種の保存食である。カレーを食べたい人は、カレーを食べるように。