エア三脚、というか、それ以上 / ドローン撮影の衝撃
2016年 科技 カメラ 物欲GIGAZINEで紹介されたドローンの動画が驚異的だった。
こんな未来道具が、すでに発売されているなんて!
三脚いらず。というか、三脚では不可能な視点から撮影できる。もちろん一眼レフほど高精細じゃないし、長時間露出も無理だろうが、撮影できない道具と比較しても意味がない。
近ごろ、ドローン撮影した映像作品が増えてきた。「ブラタモリ」のように周辺を見渡せるのはいいが、映画やドラマだと意味なく俯瞰映像が出てきて混乱する。新しい映像技術に踊らされているなと思う。まぁ、特撮やワイヤーアクション、3Dのように、やがて洗練され、当たり前の表現になっていくのだろう。
そういや、3Dが発達した弊害として、ちゃんと撮影した映像まで、「はいはい、3D3D」と流してしまうようになった。「ダークナイト・ライジング」のメイキングを見たら、街や兵器、群衆がリアル映像だったことにショックを受けた。ふつう、存在しないことに驚くものなのに。
なのでドローン撮影が一般化すると、決死の思いで撮影した一枚なのに、「はいはい、ドローンドローン」で流されてしまうかもしれない。
写真を見て反射的に、「どうやって撮影した?」と考える人は少ないかもしれないが。