デスノート the Last name Death Note: The Last Name
2006年 日本映画 4ツ星 倒叙 探偵 推理 殺人鬼 超能力前編より後編がおもしろいとは珍しい
にやけた夜神月(藤原竜也)が一歩退いて、正体不明のL(松山ケンイチ)が前に出てきてくれたおかげで、ぐっと楽しくなった。和菓子を食べまくるシーンは原作ほどの好感を抱けないが、文節を区切らないしゃべり方はよかった。なかなか個性的。
ラストのトリックは秀逸。いささか強引な気もするが、トリックを使わなかった場合は漫画のように展開するわけだから、これなら納得できる。
しかしLは、なぜあそこまでの覚悟ができたのだろう? 原作以上に描写がないので、Lの心情はうかがい知れない。ゆえに興味が湧いてくる。なるほど、これはLのファンが増えるわけだ。
通してみると、悪くない劇場版だった。
デスノート / DEATH NOTE
- 2006 デスノート (前編) ... がんばってる。
- 2006 the Last name ... おっ、この翻案はよい。
- 2007 リライト / 幻視する神 ... まじめがよい。
- 2008 リライト2 / Lを継ぐ者 ... なんだかんだで魅せる。
- 2008 L change the WorLd ... なにこれ?
- 2016 Light up the NEW world ... 馬鹿たちの頭脳戦。