刑事コロンボ #03 構想の死角 Columbo: Murder by the Book
1971年 海外ドラマ 3ツ星 倒叙 刑事・警察 推理逮捕はできたけど。
ストーリー
ケンとジムは、コンビのベストセラー作家。じっさい書いてるのはジムだけで、コンビ解消したいと言われたため殺害を決意。
ケンはジムを別荘に招いて、事務所にいるよう電話させて射殺。死体を積んで帰宅すると、死体を発見したと通報。マフィアについて調査していたから口封じされたと証言した。別荘の近所に住むファン・ラサンカ夫人が、ジムを目撃していた。ケンの犯行に気づいたラサンカ夫人は脅迫。やむなくケンはラサンカ夫人を殺害した。
コロンボはジム殺害をあきらめ、ラサンカ夫人殺害を立証する。計画の杜撰さを指摘されたケンは、ジム殺害のアイデアは自分が考えたものだと白状した。
(おわり)
本作のキモは、才能がないと言われたケンが秀逸なトリックを考案していたことだが、コロンボは気づいていたのだろうか? 自白が唐突に見えるのは惜しい。
捜査開始直後、コロンボはジムの妻にオムレツをふるまう。親切心ではなく、妻を疑っているわけだが、セリフの説明がないところがカッコイイ。ジムに興味をもつと、妻はまったく相手にしなくなる。
ラサンカ夫人は強烈。会うたび殺意がわくタイプだね。