この子の七つのお祝いに Kono ko no nanatsu no oiwai ni

1982年 日本映画 2ツ星 サスペンス 犯罪

想像とちがった。

ストーリー

ルポライターの母田耕一(杉浦直樹)は、政財界に大きな影響力をもつ占い師・青蛾(辺見マリ)の正体を調べていた。情報提供してくれる娘が惨殺されてしまったが、青蛾が掌紋に合致する人物を探していることを突き止める。

母田は会津で真相をつかんだが、自殺に見せかけ殺されてしまった。母田の後輩、須藤洋史(根津甚八)があとを継ぐ。

麻矢という少女がいた。麻矢は母親に、自分たちを捨てた父親への復讐を命じられていた。麻矢の正体は、須藤が恋い焦がれるバーのママ・倉田ゆき子(岩下志麻)だった。

麻矢は友人の青蛾を使って財界大物たちの掌紋を集め、父親を探していた。ついに父親、ホテル王の高橋佳哉(芦田伸介)を見つけたが、青蛾と対立したため、始末する。

須藤から経緯を知らされた高橋は、麻矢と対面し、真実を告げる。本物の麻矢は事故で死んでいた。狂った母親は、高橋と前妻の娘・きえを誘拐し、復讐の道具にした。母田は、麻矢の正体を知りながら愛した。しかし麻矢は受け入れられず、母田を殺した。すべてを知らされた麻矢の精神は崩壊した。
(おわり)

私が11歳のときの映画。予告編やCMで興味を惹かれたが、子どもが見る映画じゃなかった。40年後に試聴したわけだが、うーーーーむむ。イメージとちがった。オカルト要素はまったくない。手相占いにカラクリがなかった。

主人公がわからない。はじめは刑事視点と思ったが、ルポライター母田に移る。後輩・須藤と、不審な美女・ゆき子が接近してきた。このふたりは共犯だろうと思ったが、母田の墓の前で泣き崩れるゆき子を見て、わけがわからなくなった。
須藤が主人公になるが、大した活躍もないまま、真実が明かされておわる。悪いのは岸田今日子。それだけ。

ゆき子の犯行も支離滅裂だ。
お手伝いの口を封じるのに、なぜ惨殺したのか? なぜ自身の素性につながる特殊な凶器(カンナ棒=白菜の下処理をする刃物)を使ったのか? なぜ血の手形を残したのか? ゆき子は手形の専門家なのに。
父親の手形を研究したのに、娘の手形が自分と一致しないことにも気づかない。
母田を愛していたなら、あえて惨殺する必要はない。
青蛾を始末するのも時期尚早。
なにもかも稚拙。

見どころはセーラー服の岩下志麻と、岸田今日子の狂気。
それで十分だったのか。

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