[レビュー1943年01月12日に発表された 

疑惑の影 Shadow of a Doubt

サスペンス 殺人鬼
更新日:2020年08月24日(月) 13:35 [Edit]

地味 vs 地味

あらすじ

 チャーリーは、平凡な中流家庭の長女。叔父であり、同じ名前のチャーリーが同居することになる。叔父は未亡人殺しの容疑で警察に追われている。チャーリーは叔父を無実と信じ、かばおうとするが、叔父に命を狙われてしまう。

 アルフレッド・ヒッチコック監督作品。主人公チャーリーも地味だが、叔父チャーリーも地味。主人公が背伸びした少女だったり、叔父が都会の洗練された男性の魅力を放っていれば、またちがっただろう。
 いや、そういう演出があったかもしれない。なぜか、うまく没入できなかった。

 叔父は殺人鬼。そうと知らない少女の行動にハラハラする。

 それが本作の狙いとわかったのは映画終盤だった。観客が叔父の正体を知らなかったら、少女と同じように戸惑い、恐怖しただろうか? サスペンスだから、観客は主人公より多くの情報をもっているが、本作はそれがうまく噛み合ってなかった。たぶんこれは私の問題だろう。

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