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[レビュー2014年09月26日に発表された 

Neverending Nightmares (PC)

Neverending Nightmares

加工が足りない

開発者みずからの体験をもとに、精神病のつらさを知ってもらおうと制作されたゲームらしい。なるほど悪夢の怖さはよく表現されているし、雰囲気もいいのだが、ゲームとしては退屈。ストーリーも意味不明だった。悪夢のようなゲームはいいが、悪夢そのものは駄目だろう。

トーマスは妹を妊娠させた。妹は奇形児を産んで、自殺した。成人したトーマスは妹そっくりの女性と結婚したが、娘が死んだことで夫婦仲が決裂し、精神病院に収容された。
ストーリー(現実に起こったこと)を推察すると上記のようになるが、開発者の経験とは思えないし、精神病の実情を伝えるのに適したものとはいえない。なにより娯楽としてのおもしろさがない。

エンディングは3つあるが、どれも唐突で、意味を掴みかねる。Neverendingとはいえ、やはり現実に着地してもらわないとしまらない。
もやもやしたので、自分なりに整理してみた。

妄想リメイク

トーマスは妹と愛しあい、妊娠させた。宗教上の理由から堕胎できなかったため、妹は家の奥に隠され、罪の意識を植え付けられた。妹は子どもが産まれる前に死ぬことを望み、兄に自分を殺すよう懇願した。やがて出産するが、死産だった。血まみれの肉塊を見て、妹は発狂。自殺してしまう。

十数年後、トーマスは妹そっくりの女性と出会い、結婚した。しかし彼女はトーマスの娘だった。両親は産まれた子を養子に出して、豚の内臓を見せていたのだ。事実を知ったトーマスは錯乱し、妹の顔をした妻(=娘)を殺す。警察に逮捕され、精神病院に収容された。

やがて成長した娘(妹の娘の娘)が訪ねてくる。

『シャッター アイランド』(2010)みたいに、罪を認識して死を選ぶみたいな選択肢があるとおもしろかったかもしれない。



Steam: Neverending Nightmares

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