創作の焚き火

2007年 娯楽 創作
創作の焚き火

創作ってのは、焚き火に似ている。

最初に火をつけるのは難しいが、ついてしまえばどんどん燃える。
しかし放っておくと勢いが強くなって、火のことしか考えられなくなる。そこで雑念という名の水をかけてコントロールしようとすると、火はふっと消えてしまう。
……ままならないものだ。

今回の焚き火では、5本のショートショートが焼けた。
もうちょっと焼きたかったけど、火が消えちゃったのでオシマイ。仕事が忙しくなって、創作に回せる精神力が減ってしまったのだ。
でも種火は残っているだろうから、また燃えはじめると思う。こうやって不定期に、少しずつ焼いていくさ。

──職業作家は、この火を自分でコントロールしているんだろうか?
書けないときも、それなりのものを仕上げる。
書けまくっているときも、それなりのものに整える。

一定の火力に保ちつづけるのは、いまの私にはできない芸当だ。

2005年7月に書きはじめてから、2年で32本。
あと5年つづければ、100本を越える計算だ。

まぁ、5年もやるかどうかはわからないけど、もう少し上手に火を扱えるようになりたい。

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