切れてないチーズの教訓
2011年 食べる 食べる切れてないチーズを買ってきた。
チーズの値段が高くなって久しい。以前はカレーやシチュー、ハンバーグにサラダなど、いろんな料理にチーズを載せていたが、最近は控えるようになった。すると、チーズがなくても困らないことがわかった。チーズの追加は、ちょっとした贅沢だった。
それでもまぁ、チーズが食べたいときはある。ピザトーストなんかは、チーズ抜きはつらい。そんなときは、安いチーズを探す。チーズにかぎらないが、容量が少ないほど、小分けされているほど、加工されているほど高くなる。なるべく大きなカタマリの方が割安だ。
で、雪印ファミリアチーズに行き着いた。
特別な例外をのぞけば、これがもっとも安い。包丁で切る手間はあるが、そんなのちょろいぜ。買ってきた日はニコニコしながら食べたんだけど、半分以上が残ってしまった。まぁ、適当に食べていくかと思ったが、あんがい切る手間がわずらわしい。
(チーズを載せようかな。いや、まぁ、いっか)
と後回ししていたら、カビてしまった。なんてこったぁ。これじゃぜんぜん安上がりじゃない!
思えば6Pチーズも、スライスチーズも、シュレッドチーズさえも、手を汚さずに食べられた。だからこそ、いろんな料理に追加できた。クラフト「切れてるチーズ」が発売されたときは、「切る手間を省くって、どんだけものぐさなんだよ」と笑ったが、笑い事じゃなかった。
さらに思い起こすと、缶のお茶やカルピスウォーターが発売されたときも、「そんなの家で作れるじゃん!」と笑ったが、気がつけば頻繁に買っている。わずかな手間を省くって、けっこう効果的なんだな。
それはそうと、食べきれる量を買おう。