東西の味比較 / [日清] どん兵衛

2012年 食べる 食べる
東西の味比較 / [日清] どん兵衛

嫁が関西のどん兵衛を買ってきた。

どん兵衛は関東と関西で味がちがうらしい。そういや、そんな話を誰かから聞いたような気がする。いい機会なので、関東版と食べ比べしてみることにした。
どん兵衛きつねうどん、天ぷらそば、それぞれ関東版、関西版で計4商品だ。

地域によって商品名や包装がちがっていたり、地域(=工場)限定の商品は少なくない。しかし同じ商品なのに味がちがっていて、「関西風」などと強調されていない例は珍しいのではないか。味がちがうのだから、食材や調理法、栄養価も異なるわけだが、詳細は割愛する。興味ある人は検索してほしい。

日清どん兵衛 東西の味比較
※WとEで判別する

日清どん兵衛 東西の味比較
※写真じゃわからんが、見ればわかる

食べ比べてみると、たしかにちがった──。
関西版は色が薄く、ダシがきいている。関東版は色が濃く、醤油が強い。これほどちがうとは思わなかった。かやくや麺もちがうのかもしれないが、スープのちがいの前では吹っ飛んでしまう。
どちらが好み? と聞かれると困る。関西版の方がおいしいと思っていても、関東を食べると、これはこれで悪くないと感じてしまう。醤油で味がくっきりする関東版、その「くどさ」がない関西版。どっちが私の好みなんだろう? うーん。

考えてみると、各地にある工場がまったく同じ味になることの方がおかしいのかもしれない。たとえば海外の工場で作れば、もちろん味も異なるだろうし、現地の消費者にあった調整もされるだろう。「工業製品はつねに一定品質」と思うことの方が、まちがいかもしれない。

それはそれとして、どん兵衛のちがいはおもしろかった。さりげなく変えているところがニクイね。調べてみたら、Amazonで購入できるようだ。便利な世の中になったもんだ。

(追伸)
mixiコメントで、R渋谷駅・駅ナカで食べ比べできることを知る。いやはや。