レビュー  2011年10月16日  に発表された 

ウォーキング・デッド シーズン2 (全13話)
The Walking Dead (season 2)

4ツ星

スタイルが確立された

#S2-01 What Lies Ahead (長い旅路の始まり)

ハイウェイでゾンビの大群に遭遇。ソフィアが行方不明になる。

#S2-02 Bloodletting (命の代償)

カールが撃たれ、ハーシェルの農場で手当を受ける。危機的状況がつづく。

#S2-03 Save the Last One (最後の銃弾)

シェーンが薬を持ち帰るが、オーティスが犠牲になる。

#S2-04 Cherokee Rose (白いバラ)

グレンとマギーが接近し、ローリーの妊娠が明らかになる。

#S2-05 Chupacabra (無限の生命力)

ダリルが転落し、撃たれる。グレンは納屋にウォーカーがいることを知る。

#S2-06 Secrets (明かされる秘密)

銃の撃ち方をおぼえたアンドレアがショーンに接近する。ローリーの事情を察したリックは理解を示す。デールはショーンへの危機感を募らせる。

#S2-07 Pretty Much Dead Already (死の定義)

リックはハーシェルに共存と危険排除を求めるが、シェーンの暴走でぶちこわしになる。ソフィアが見つかる。

#S2-08 Nebraska (希望という幻想)

ハーシェル、リック、グレンは町で別のグループに遭遇する。ハーシェルは農場が危険な状況にあることを理解する。

#S2-09 Triggerfinger (繰り返されるウソ)

救出したランダルの処遇について紛糾する。うそをつくシェーンをローリが拒絶。シェーンの孤立が深まる。

#S2-10 18 Miles Out (決闘)

ランダルが回復するが、農場の位置を知っているため解放できない。マギーの妹ベスの自殺騒動でローリーとアンドレアが対立する。

#S2-11 Judge, Jury, Executioner (生かすか殺すか)

デールはランドルの処刑に反対するが、聞き入れられない。カールは子ども扱いされることを憤慨する。その夜、デールはウォーカーに襲われる。

#S2-12 Better Angels (深い森の中で)

シェーンはランダルを逃がして、そのすきにリックを殺そうとする。

#S2-13 Beside the Dying Fire (壊れゆく人格)

川が干上がり、農場にゾンビの大群が押し寄せる。逃げ延びたリックは独裁者になる。

 シーズン2はダリルとデールの人気が急上昇したね。
 ダリルには荒れた性格になるだけの背景があった。リックによって仲間との交流を得たダリルは、役に立とうとする。社会の崩壊によって更正するなんて、皮肉な話だ。しかし共感できる。

 デールも魅力的だ。老人の智慧が役立つゾンビ映画があっただろうか? デールは瞬間の判断より、その後の影響を憂慮する。問題と対決するより、問題を顕在化させないようにする。ハイウェイでのセリフが印象的。
「多数のために少数を犠牲にするって議論を、なるべく避けたいんだ」
 そんなデールも、アンドレアの幼稚さや、ショーンの弱さはどうしようもない。デールの死は衝撃的だった。カールと同じくらい、生き残ってほしかった。

 文句の着けようがないクオリティだが、不安もある。『ウォーキング・デッド』はいつでも登場人物を殺せるし、補充できる。緊張感を維持するのも簡単だ。スタイルが確立されてしまったため、惰性でエピソードが量産される恐れがある。
 思えば『X-FILES』もそうだった。シーズン2でスタイルが確立され、ルーチンワークに堕ちていった。もしかすると、『ウォーキング・デッド』の最高潮はここで、あとは駄目になるかもしれない。

 まぁ、憂慮しても仕方ない。不安になるのは、アメリカのテレビドラマだから。中毒性、習慣性の高さは、アメリカのテレビドラマの長所であり、短所でもある。


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ウォーキング・デッド シーズン2 (全13話)