使い捨て自転車のナゾ
2011年 社会 日常
光が丘駅周辺に自転車ラックが整備されて、2年になる。
駐輪できるスペースには、びっしりラックが設置されている。おかしな場所に駐輪されないよう、係員も監視している。3時間くらいは無料だが、それを超えるとロックされる。料金は場所と時間によって異なるが、まる1日で300円くらい。そして3日を過ぎると、放置自転車として撤去される。
ラックに駐めるのは面倒だし、料金を払うのもいやだが、まぁ、ルールはルールだ。おかげで歩きやすくなったし、倒れた自転車の巻き添えで困ることもなくなった。悪いことばかりじゃない。
◎
LIVINのわきに、大量の放置自転車が保管されていた。
ずらーーーーーーっと、広いスペースを占拠している。一定期間を過ぎたら廃棄されるのだろうが、どのくらいの費用がかかるのだろう? いまは駐車料金という「収入」があるからいいけど、以前はLIVINの持ち出しだったんだろうな。
あるいは、放置自転車の処理コストを捻出するために、有料の自転車ラックが整備されたのかもしれない。
大量の放置自転車。古かったり、壊れているものもあるが、ほとんど問題なさそう。使える自転車が放置される理由を考えてみる。
- 通勤中に持ち主が死んでしまった。
- どこに駐輪したかわからなくなった。
- 鍵をなくした。
- ゴミとして捨てるより、放置した方が安上がりだから?
1はないな。
2と3も考えたくない。モンキーすぎる。
ありそうなのは4だが、そもそも使える自転車を捨てる必要がない。自転車の収集料金は400円くらいだし、無料回収サービスだってある。わざと放置するなんて、理性ある人間がやることじゃない。
どんな人が自転車を使い捨てにしてるんだろう? 考えてみるとナゾだ。
◎
光が丘の人口は3万人──。
自転車を使い捨てにするバカは一部だろうが、その一部のために自由な駐輪ができなくなったとすれば、やりきれない話だ。