スター・ウォーズ 反乱者たち シーズン2 (全20話) Star Wars Rebels Season 2

3ツ星

おもしろくなってきた。

反乱軍のシンボルになった《ゴースト》チーム。帝国軍の追撃は強度を増すが、支援者も増えてゆく。反乱軍は拠点となる場所を探す。尋問官を倒さなければならないと、エズラは焦りはじめる。

レジェンドキャラクターの登場は興奮する。いっぽう、ゴーストチームの魅力はいまいち。エズラはフォースを使いこなしてゆくが、なんのため戦うのか、土台が揺らいでいる。両親のエピソードも噛み合わない。
そんな中で、尋問官を倒すことへの執着がクローズアップされる。戦いは望まないが、戦うほかない。敵を倒す（殺す）ことなしに、戦いを終わらせることはできない。ヨーダは警鐘を鳴らすが、どうすればいいか答えられない。「クローン・ウォーズ」のあとじゃ、そうなるよなぁ。
モールが、エズラの行き着くところとして描かれる。うまい対比だ。ケイレブが傷つき、エズラに強い動機──怒りが生まれる。おもしろくなってきた。

• ロザルに立ちこめる暗雲 ... ダース・ベイダーとアソーカが互いを察知する。ふたりとも事態を把握してないのか。ランド・カルリジアンはこのあと、どう出世するのか。
• 消えた戦士たち ... アソーカと逃走たクローン兵・レックスが再登場。兄弟たちと砂漠で隠棲生活。戦いに飽きたと言えるところがうれしかった。まぁ、反乱軍に合流しちゃうけど。
• 2人の尋問官 ... シーズン１で退場した尋問官（パウアン）は、「大尋問官」という位置づけに。セヴンス・シスターとフィフス・ブラザーのコンビは、いかにも尋問官。
• ロザルに来た姫 ... レイア姫の活躍。アミダラ女王の娘と思うと納得。
• 父と娘 ... マスターとパダワンによる隔壁突破がかっこいい。エズラのマインドトリックは危うい。
• 忍び寄る闇 ... 反撃せずにどうやって勝つ？　おもしろい問いかけ。大審問官をそう配役するか。ジェダイ寺院は「なんでもあり」なのか。
• ドロイドと友情 ... チョッパーが盗み、ほくそ笑み、人間への加害、拘束ボルトの破壊。恐るべし。
• シスの秘密 ... シスの寺院にジェダイが赴く。ダブル＝ブレード回転式ライトセーバーって、ビームローターになるのか。まさかのモール合流。「戦って勝つ」の体現者か。