レビュー  2003年07月03日  に発表された 

サイレントヒル3 (PS2)
Silent Hill 3

4ツ星

正統派の異色作

主人公は女の子だが、いわゆる「美少女」ではない。生意気で、奔放で、おしとやかさの欠片もないが、ストーリーが進むと芯の強さ、やさしさが際立ってくる。狂気に満ちた世界がよく似合う。美しいさに気づく。不思議な魅力をもったヒロインだった。

グラフィックはさらに進化した。ぐにょぐにょ動く背景は強烈で、怖いと言うより気持ち悪い。柵の向こうでもぞもぞ動くもの、鏡の中の侵食される自分。夢に出そうなシーンばかりだった。

ストーリーが『1』とつながったときは、席を立つほど興奮した。前半の怪奇現象には意味があった。ヘザーは迷い込んだのではなく、ねらわれていたのか!
ヴィンセントとの会話が印象的。

「血を流して苦しむ彼らを見て、楽しいと思っていただろう?
 踏みつける足の下の叫びには、興奮しなかったか?」
「彼らって、あの怪物たちのこと?」
「怪物? そうか君にはそう見えたのか?」

怪物に見えたものは、本当に怪物だったのか? 『1』をプレイしたときに抱いた不安を指摘されて戦慄したよ。理解しがたいシーンも、その意味を考えて、さらに怖くなる。
おもしろかった。


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サイレントヒル3 (PS2)