レビュー  1985年08月21日  に発表された 

装甲騎兵ボトムズ ザ・ラストレッドショルダー
Armored Trooper Votoms: The Last Red Shoulder (OAV)

4ツ星

イプシロン、かわいそう

ウド編とクメン編のあいだに挿入されるエピソード。なぜグレゴルーたちはペールゼンを恨むのか? レッドショルダー時代になにがあったのか? ペールゼンはなにを画策し、なにを恐れていたのか? このOVAだけでは理解できない。

『野望のルーツ』や『ペールゼン・ファイルズ』を見るとストーリーはつながるが、キリコを殺そうとしたペールゼンが不可解だ。強固な意志をもったペールゼンも、老いと狂気に染まっていたのか。だとすればイプシロンがあわれ。ペールゼンが必要だと主張したプロトワンとの接触が、彼を不完全なPSにしてしまったのだから。

新型ATブラッドサッカーが登場するものの、急ごしらえのスコープドッグ・ターボカスタムに殲滅されてしまう。ブラッドサッカーが弱いのではなく、ペールゼンに与したレッドショルダーの生き残りがヘタレだったようだ。まぁ、ここでプロ対プロの戦闘になったら手がつけられないけど。

短い時間に魅力的な要素をたくさん詰め込んでいる。グレゴルー、バイマン、ムーザが個性的で、レッドショルダー時代の連携を想像させる。ペールゼンの狂気は異能者の存在に気づいたがゆえだったのだろう。キーとなるイメージを確立し、足りない部分は視聴者が想像させるやり方は、歓迎できないものの、うまいと思う。

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装甲騎兵ボトムズ ザ・ラストレッドショルダー