新たなる希望 / スター・ウォーズ エピソード4 Star Wars Episode IV: A NEW HOPE
1977年 外国映画 4ツ星 #スター・ウォーズ SF:スペースオペラ意味がわかるのはずっと先だった
初めて見たのは1983年だから、12歳だった。「開局30年記念水曜ロードショー/世紀の超大作完全放送 スター・ウォーズ ロボットC-3PO、R-2Dがタモリと一緒にTV局に現れて...」と題されたテレビ初放送で、渡辺徹と大場久美子、松崎しげるが声を当ててていた。当時はお祭り騒ぎだったので、素直に見られる状況じゃなかった。みんなと話すときは「おもしろかった」と言ったけど、正直、いまひとつ興奮しなかった。剣と魔法のファンタジーを宇宙に置き換えただけの物語と思っていた。
その感想は、半分正しい。これ1本だけ見ても、それほど深みはないだろう。しかし6つのエピソードすべてを見た今では、5ツ星以外の評価はあり得ない。以前は腑に落ちなかったシーンやキャラも、設定を知っているので納得できる。次の展開を覚えているのに、興奮する。SFXの模型っぽい部分さえ、愛おしく感じてしまう。もう、最初のときと同じ目では見られないし、それでいい。
この6部作がそろう前に亡くなってしまった人がいると思うと、生きててよかったと思う。映画って、いいなぁ。
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