ヴァレリアン 千の惑星の救世主 Valérian et la Cité des mille planètes | Valerian and the City of a Thousand Planets

2017年 外国映画 3ツ星 SF:スペースオペラ 電脳

スペースオペラの古典だったのか。

複雑な舞台設定に、荒唐無稽な展開──。妙だなと思っていたら、1967年に連載開始した漫画シリーズ『ヴァレリアンとローレリーヌ』が原作だった。つまりスペースオペラの古典を、最新技術で表現していたのだ。

スペースオペラの古典と思ってみれば、楽しめるところはある。映像美に驚嘆できただろう。知らずに見たら、ナンジャラホイ。『ヴァレリアンとローレリーヌ』はスター・ウォーズシリーズに影響したと言われるが、現代人はスター・ウォーズが古典だし、スペースオペラにも不慣れ。そういう人たちを引き込む工夫がなされていたとはいい難い。

リュック・ベッソンがノスタルジーを尊重した結果なのだろう。気持ちはわかるが、それじゃ古典の再評価につながらないなぁ。

リュック・ベッソン
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